【 名前 】
メロウ - MELLOW -
【 種族 】
アーキビスト
【 性別 】
女性
【 年齢 】
不明
ずっと昔からそこにいたような気も、最近産まれたような気もする。
けれど少なくとも、彼女は幼くは無い。
【 所属 】
バベル
【 役職 】
書庫管理
【 容姿 】
✂️
背丈は142cmと、人間で言う成人女性と変わらない発育をしている割には小柄。
濡れ羽色の髪は長く、細く、柔らかで、ふわりとウェーブがかった毛先の行く末は膝裏辺りにまで及ぶ。
特に目立った癖のない、それでいて特に何ら変哲もないただの黒髪だ。それは彼女の性格を体現するかのようにゆらゆらと風に揺れこそするものの、インナーカラーだとかメッシュだとか、何はともかく目立つ色の物は何ひとつとして入っていない。
👗
軽いフリルが存分にあしらわれた白いクラシックロリィタワンピースを身につけ、控えめに広がるスカートを靡かせている。
いくつもの形の違うフリルが複雑に重なっていれど素材は肌触りがよく軽いもので、ロリィタ特有の重さは一向に感じられない、出来の良いものだ。
くるぶしまでを覆い隠す、美しいAラインを描いたスカートの中にはパニエが一枚だけ仕込まれているようで、僅かに膨らんだシルエットからは上品なお嬢様を連想させる。
💎
白いカチューシャ。白い羽のイヤリング。左目を覆う白い眼帯。
服を筆頭にして、彼女が身につけるものは類に漏れずほとんどが白い。
【 性格 】
🤍
臆病で、天邪鬼で、人見知りで、あがり症。
すぐ隣にいても気付かれないくらいただひたすらに影が薄く、自己主張をしない性格も相まって基本的にどこにいるのかが分からない者も多いだろう。
寧ろ、彼女と事務的な会話以外を交わしている人物の方が少ないかもしれない。
いつも眉を下げ困った表情を浮かべている彼女は、誰がどう見ても「気が弱そう」。
実際その通りで、虫でも見ようものなら悲鳴を上げて倒れてしまうくらい、彼女の心は豆腐メンタルだ。
影が薄すぎて覚えられないことも多々だが、その点に関してはもう割り切ってしまっている。
……と言うよりも、覚えられない方が気が楽、と考えていると表現するのが一番近いのだが。
🖤
けれど彼女も、決して弱くはない。
意志薄弱さは拭えないものの、彼女嫌いなものは「アンダーテイカー」。
もちろん苦手ではなく、嫌悪に限りなく近しいもの。
性格が災いしてか、むしろ功を奏してか、震える声でアンダーテイカーの行動に否をとなえる様は、丸で怯えているようにも見られるだろう。
しかし、彼女の内心にあるものは紛れもない嫌悪で、それが元バベルの仲間であろうが関係がない。
彼女は本の虫と呼ばれるくらい、文字が好きだ。言葉が好きだ。
だからこそ、それを身勝手にも消そうとする人間が、同族が、どうしようもなく恨めしい。
その目にナイフを突き立てて、二度と何も見えないようにしてしまいたいくらい。
実行に移せないのが彼女の足りないところなのだけれども。
【 本の力 】
『鬼哭啾啾』
成仏できない霊魂の泣き声が恨めしげに響くさま。
転じて、鬼気迫るような恐ろしい気配のこと。
彼女はその傍らに、『この世のものでは無い存在』を呼び出すことが出来る。
無念の末に死んだ人間。虐待を受けて死んだ子供。捨てられた動物。
それら全てがこの世に恨みを持っているもの達ばかりで、皆一様に彼女の傍で恨み辛みを零しながら泣いている。
特段、戦闘に活用出来る力ではない。
精々日々の書庫管理としての仕事を手伝って貰ったり、重いものを運んでもらったりが関の山で、彼女も代わりに戦わせたりなどの非道なことはするつもりもないようだ。
ただ、彼らは彼女の周りに『居る』だけ。
彼女も彼らとたまに『話す』だけ。
もしかしたら、机を投げつけたりなどのポルターガイストは多少あるかもしれない。
もしかしたら、姿が見えないまま笑い声が聞こえてくることがあるかもしれない。
けれど、言ってしまえばそれだけだ。
【 備考 】
一人称/私(わたくし)
二人称/貴方様
LIKE/『本』、言葉、バベル
HATE/アンダーテイカー、虫
️📝
基本的にはずっと書庫の中にいる。
バベルに存在する『本』の数々を余すことなく見回ったり、時にそれを手に取ったり。
彼女のことは書庫の外で見かけることは少ないだろう。無いとは言えないが。
逆を言えば、彼女に陽があるのなら書庫に出向くのが1番手っ取り早い。
🎧
?si=YwpOBkLF9j42A4k-
ウツロギ / サン
【 SV 】
「 書庫管理のひとりでございます、メロウと申します。…………あ、あの。な、名前は覚えていただけなくても構いませんので……。存在だけ、認知してさえ頂いていれば、私はそれで……。 」
「 し、失礼いたします……。……ほんじ、本日の報告を、させていただきます。 」
「 わ、私は脇役でよろしいのです。何かを誓うような主人公性など、私には分不相応で……。嗚呼、嗚呼、違うのです、私貴方様にこんなことを言いたい訳では……。 」
「 この書庫にある『本』であれば、お探しのものをお伝えいただければ直ぐにお持ちします。……ですが、その……。た、高い所のものは少し時間がかかってしまいますので、外でお待ち頂けたらと……。いえ、手続きとかではなく……私の背丈が悪いのです……。私が……チビで……。 」
「 こま、困ります、あまり『本』を無闇に持ち出されては……。貴方はもう契約をされていますよね……?あの、か、返して……元の場所に戻してくださいぃ……。 」
【 武器 】
出刃包丁