用語

一般人には見ることのできない、不可視の巨塔。
バベルを視認できるのは、アーキビストとアンダーテイカーのみ。

この巨塔には、世界全ての言葉が所蔵されている。
この先生まれる言葉も、──既に失われた言葉も。バベルは、失われた言葉たちの墓標でもあるのだ。
同時に、バベル所属のアーキビストたちの居住地でもある。

バベルが破壊されると、所蔵されている言葉が失われるとされている。
もしそうなれば、世界の混乱は避けられないだろう。

バベルの番人にして言葉の守護者。

定期的に、バベル内部のどこかで自然発生する。つまり人間ではない。
実際、アーキビストたちは睡眠を必要しない。また彼らには寿命がないため、老いることもない。
身体能力等の面で人間と差異はない。ただし、酒に酔わない、等の特徴を備えた個体は一定数存在する。

バベルから『本』と契約する権利を与えられており、本の力を使って務めを果たす。

『本』の違法契約者にして言葉の破壊者。

元は離反したアーキビストが作り出した組織。
だが、離反の際に『本』を盗み出し、適性のある人間に流通させて組織を拡大。結果、現在は世界の混乱を願う人間とアーキビストの複合組織になっている。

彼らの多くは翼やツノなど、人ではないような特徴を備えている。ただし多くの場合、飛んだりすることはできない。
これは、バベルから権利を与えられていないのに無理やり『本』との契約を実行した後遺症であるとも。

人間は通常、バベルの『本』と契約することは叶わない。

だが稀に『本』との契約に適性があり、異能を得る資格がある人間もいる。
アンダーテイカーに所属する人間たちはここに該当するが、バベルから正式に認可された契約ではない。

バベルに所蔵されている『言葉』の具現化。
大きな力を秘めていると囁かれている。

契約すると、記されている『言葉』を元にした異能力を与えてくれる。
ただし、契約する適性のない者からは声を奪い、言葉を奪う。